オートキャンプの注意点。車の配置やマナー
目次
先日オートキャンプにて
インストラクターらしからぬ
とある失敗をしてしまいました。
(私オートキャンプインストラクターをやらせていただいております。)
その経験を元に、
オートキャンプの危険な落とし穴
についてのお話をと思います。
オートキャンプをする方には
是非目を通していただきたい内容になっています。
テント設営時に
意識していることとは?
皆さん、オートキャンプに行く際に
“どう設営しようか”考えると思うのですが、
その際メインとしてるのは
・映えるような配置
・景色の見やすい配置
・キャンプ中過ごしやすいテントの配置
など意識しませんか?
私は写真に残す為に
「どう配置したら映えるかな〜」
なんて考えながら設営していました。
先日、そのことを意識して設営した後に
「しまった!!」と思ったことがあるんです。
意識の向く方向
設営後に「しまった!!」と思ったこと、
それは車の配置です。
その時のサイトはこのような作りをしていて、
奥側に車を止めると段差があり車が出せないのです。
オートキャンプをするにあたって
忘れてはいけないのが
“何かあったときにテントを置き去りにしてでも
車に乗って逃げれるような車の配置になっているか”
いつ何が起きるかわからない
自然の中で過ごす遊びだからこそ、
このポイントは本当に大事なのです。
今回私はこんな致命的なミスを設営完了後に気づき、
オートキャンプインストラクターのくせに・・・
と恥じましたが、逆にこのミスをしたことで
これを人に伝えることが出来ると思い、
今回記事にさせていただきました。
そしていざという時は
この段差を超えて出せる車だったので
傷がつく可能性は承知の上で
配置を直すことはしなかったのですが、
今時らしい“映え”に意識を取られて
オートキャンプの注意点を見逃してしまったことに
ヒヤッとしました。
オートフリーサイトでも危険あり
私はオート区画サイトで自らミスを犯しましたが、
オートフリーサイトでもこの危険はあるあるです。
- オート区画とは“車乗り入れ可能で区画(サイトのサイズ感等)が決まっていること”
- オートフリーとは“車乗り入れ可能で区画の縛りがなく自由に設営できるサイトのこと”
オートフリーは自由に場所が選べるからこそ、
他者のサイトに囲まれて車が出せなくなる可能性
があり得るんです。
基本的には後から設営する方が、
元々いる方のテントや車から
ある程度の距離をとったり、
車が出し入れできることを配慮しながら設営する
のが暗黙のマナーですが、
人気なキャンプ場だったりすると
自分の配置に気を取られてしまったり、
ぎゅうぎゅうに詰め込んで
設営してしまう方もいらっしゃいます。
あとはキャンプブームでそういった暗黙のマナー
まで知らない方が増えているのも現状。
私の経験であるのは、
設営後に車で買い出しに行き
(「ココに駐車してるよ」という印は残していました)
戻ってきたら自分のサイトに入るルートが
なくなっていることがありました。
オートフリーには
こういった落とし穴が付き物です。
怖いのは買い出しに行ける行けない
ということではなく、
いざという時テントを見捨ててでも
車に乗って逃げることができるかどうかなのです。
後から設営する側は、
元々いる方のテントや車からの距離を意識
することはもちろん、
車の動線を塞いでしまっていないか
を確認して設営することが大切です。
距離に関しても動線に関しても
どちらもトラブルにもなりかねない問題であり、
折角のキャンプで
近くの方と揉め事になってしまっては悲しいので
きちんと意識していきたいところです。
初心者からベテランまで今一度意識を
「そんなの当たり前でしょ」と思いながら
読んでくださっている方にはすみません。
ですが実際このような光景を目にするのも現実。
そして最初の話は私自身やらかしてしまった体験談。
沢山の方がキャンプをしているからこそ、
この記事を読んで
ハッとしてくれる方がいればいいなと、
キャンプの危機管理をお伝えしたく
書かせていただきました。
“当たり前”と感じるものも十人十色。
マナーやルールも強く意識している部分は
人それぞれなのも事実。
いざという時自らの命や他者の命を奪いかねない
今回の問題はキャンプをする方皆さんに
強く意識していただきたく、
そして気持ちよく楽しくキャンプを
していただきたいと思っております。
決して明るくないお話になってしまってすみません。
キャンパーさんは優しい方が多く、
周りが困っていると助けてくれる方が多いです。
キャンプ場での出会いには
いつもワクワクさせてもらっています。
そんな素敵なキャンパーさん達が
素敵なキャンプライフを送れますように・・・♡